心電図検定3級の難易度、勉強法について解説

こんにちは!

心電図検定4級の記事を上げてから時間が経ってしまいましたが、3級、2級と合格したため今回は3級の難易度や勉強方法、体感をまとめさせていただきます。

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目次

結論

結論から言うと、3級の難易度は各波形の定義が言えるレベル。だと思います。

4級はある程度こんな形という「形」を暗記しある程度の語句を知っていればなんとかなるレベル(医学生や看護師、医師などの場合)ですが、3級は選択肢も少しややこしいものも出てくるのでしっかりと定義と波形を覚えて臨む必要があります。

PQ間隔がは何mmが正常か、1度房室ブロックになるためには何mm間隔が必要なのか。
もちろんP派の異常は・・・QRSは・・・STは・・・電気軸や移行帯など1通りの読み方は覚える必要があります。
各波形に関しても右脚ブロックはどの誘導を見て、どのような波形であれば右脚ブロックと言えるのか。
心筋梗塞の下壁、前壁、側壁、後壁梗塞はどこのSTがどうなっていれば判断できるのか。
ブルガダ症候群の波形、たこつぼ症候群の波形って何?
副収縮って・・・移動性ペースメーカーって・・・デルタ派って・・・など1つ1つの語句の意味を理解しこれがあればその波形という典型的なパターンがわかるレベルと言えると思います。

難易度

公式サイトでは3級は以下のような説明になっています。

レベル心電図の基礎〜中等度の判読力を有するもの
一般臨床医、循環器勤務メディカルプロフェッショナル問題構成・制限時間マークシート方式:90分程度
出題数:50問問題の目安12誘導心電図を題材として、基本的な心電図所見だけでなく、危険な不整脈や臨床現場でよく出会う不整脈の心電図の判読に関する問題なども出題されます。

個人的な見解としては難易度はうろ覚えの人を落とす程度の難易度と言えると思います。波形自体は典型的なものが多いと思いますが、この語句知っていますか?これはなんですか?と言われた時に即答できる率が低いと落ちる可能性が高いです。

この場合の語句に関しては波形がメインとなるので、疾患自体や、治療法に関してはわからなくでも問題はないと思います。(もちろんわかるに越したことはありませんが)

メインとなるテキストの表題や目次を見て語句からどういう波形か、定義は何かを言えれば十分受かるのではないかと思います。あとは時間との戦いはあります。

勉強法

3級までは多くのテキストに頼るのはやめたほうが無難かと思います。もちろん、いろんな視点からやテキストによってわかりやすい書き方などもあるかと思いますが、まずはすべての波形が乗っているテキストを1冊と、心電図検定の公式問題集をメインに学習していくことが良いと思います。

ただしあまりにも基礎的なテキストだと詳細が書かれていないこともあるので日本不整脈心電学会が推奨している実力心電図やパーフェクトマニュアルなどが良いかと思います。

そして意外にも公式問題集は語句に関しては基本事項をある程度網羅していると思うので、公式問題集に乗っている極でわからないものを1つ1つテキスト等で調べ理解していくことが重要になるかと思います。公式問題集は解説があまり丁寧とは個人的には思っていないので、そこは他のテキストで保管し正解の理由と選択肢の除外については調べられると良いと思います。

それらを補完する形でyoutubeの心電図マイスターチャンネル様などでわからない項目を学習するのが良いと思います。(全てをしっかりと見るのは2級以上で良いかと思います)

感想

実際の勉強時間としてはもちろん1年間勉強できれば良いですが、仕事をしながらということであれば土日など週1回程度1〜2時間程度を続けることが良いと思います。短期間で時間がないということであれば、3ヶ月前に土日に数時間の時間を確保ししっかりと波形と定義を暗記することをお勧めいたします。

3級に関しては心電図へのある程度理解や興味があれば問題なく合格できるレベルだと思いますので、4級を飛ばして3級を頑張りたいという挑戦も可能だと思います。

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この記事を書いた人

看護師・保健師 胡桃 30代メンズナース
ゆら訪問看護ステーションにて所長をしています。

妻と子とのんびり暮らしています。
メインは看護・育児・お金などになりますがノンジャンルで発信していきます。

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