本日は退職を決めてからの流れをざっくりと解説します。
病院でもクリニックでも訪問看護でも基本的には手順は同じです。前提としてまずは退職の意思を固めましょう。そしてその後の道筋をある程度決めておくことが重要です。見切り発車だけはしないようにしましょう。退職を伝えてから次を考えることもできなくはないですが、事前に準備をしておくことは後々助けになると思います。
退職の意向を上司に伝える
病院であれば師長、病院によっては主任などの役職もあると思いますが、病棟を管理しているのは師長になるので師長に直接伝えるようにしましょう。クリニックであれば院長、訪問看護であれば社長もしくは直属の上司や社長など規模によって変わってくると思いますが自分が指示を仰ぐ人間と覚えていただければと思います。
まずはメール、チャット、口頭で面談のアポ取りを実施しましょう。
そして面談当日になったら退職したい旨をはっきりと伝えましょう。
引き止められる可能性もありますが、基本的に強制力はないので意志が固いことを伝えましょう。この時退職日をはっきりと決めることが重要です。
また、有給が残っている場合は有給の消化をいつできるのかを確認しましょう。基本的に有給の使用を断ることはできません。使いづらい雰囲気はあるかもしれませんが権利と思って強く出ましょう。
ちなみに退職届に関しては自己で作成しても問題ありませんが、基本的に会社で用意されている場合が多いです。
業務の引き継ぎに関しては最低限自身のみが行っていたものを引き継ぎもしくは手順書などを作成し渡せば問題ないかと思います。
書類の手配
退職が確定したら退職に伴う必要書類の確認をしましょう。間を空けずに次の職場が決まっている場合は急ぐ書類はないですが、失業手当を申請する場合や国民健康保険に切り替える場合は必ず離職票や退職証明書、健康保険の資格喪失証がいつ届くかを確認しましょう。
なお、退職証明書や資格の喪失証は会社独自に発行が可能なので退職前にもらうことはできませんが、退職後急ぐ旨を伝えることで早めにもらうことは可能です。
とは言っても手続き自体は会社によるので遅いところは非常に遅いです。退職後2週間立っても送付がなければ催促の電話をする必要があります。離職票や源泉徴収票に関しては特に給与確定などで時間がかかる可能性があるので、遅くなることが想定されます。総務や経理の担当者がスムーズに行ってくれれば良いですが、後回しにされる可能性もあるので注意しましょう。辞めた会社に連絡したくないという気持ちはあると思いますが待っていても来ない可能性があります。
受け取るもの
・離職票、退職証明書(次が決まっていない場合)
・雇用保険被保険者証(会社に渡している場合)
・年金手帳(会社に渡している場合)
・源泉徴収票
・健康保険資格喪失証明書
その他(退職代行)
退職代行を使用する場合はどこまでやってもらえるかをしっかりと確認しましょう。書類の手配までやってくれる会社が多いようですが、基本的に退職代行は退職の意思を代わりに伝えてくれる会社なのでそれ以外のサービスに関しては良く確認し自分がやらなければいけないことを把握しましょう。
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