子供が紙を食べた時の対処方法について

こんにちは!

胡桃です!うちの子はよく紙を食べてしまうので、その対処方法についてまとめてみました。

子供は好奇心旺盛で、世界を探索するために口に物を入れることがよくあります。特に、紙を食べてしまう行動は小さな子供によく見られますが、親としては心配になることでしょう。

まず大切なのは、冷静に対処することです。少量であれば基本的には問題ないため急にパニックにならずに、以下の対処法を試してみてください。

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目次

紙を食べた時の対処方法について

  1. 紙を取り除く: 口の中にまだ紙が残っている場合は、可能な限り優しく取り除いてください。子供を床や膝の上などに寝かせピンセットなどを使用すると良いと思います。暴れたり動き回ったりする場合は2人以上で行うと良いですが難しい場合はおもちゃなどで気を逸らすようにしましょう。明らかに子供が喉に詰まらせてしまった場合や、紙が見えない場合は無理に取り出そうとせず、すぐに医療機関に連絡してください。
  2. 状態を観察する: 必ずどれだけ紙を食べた可能性があるかよく観察をしましょう。新聞やチラシをかじる、ティッシュを口に入れた、本をかじった、段ボールが欠けていたなど、どの程度食べた可能性があるのかを確認しましょう。多量に食べた可能性があれば吐き気や嘔吐、不快感を示したり、異常な呼吸につながるので直ちに医療機関へ連絡してください。
  3. 呼吸がない場合:緊急性のある場合ですが、明らかに顔色が悪い、呼吸が止まっているなどの場合は救急車を呼ぶことはもちろんですが、気道閉塞が疑われる場合は背部叩打法を行います。乳児の場合は自分の片腕に乳児をうつぶせにして乗せ、手のひらで乳児の頭を支えつつ、頭を体より低くしてもう一方の手の付け根の堅い部分で、異物が取れるか反応がなくなるまで背中を強く叩きます。腹部を突き上げるハイムリック法は妊婦や乳児には禁忌なので子供に対しての緊急時は背中を叩くと覚えておくのが良いと思います。
  4. 安心させる: 特に様子が変わらない場合は子供が不安にならないように、優しく安心させてあげてください。少量であれば経過観察し、様子が変わらないか確認するとともに便などで排出することもあるのでよく見ておくと良いでしょう。その後は量が増えないように再発を予防していく必要があります。

予防策

予防策は以下になります。

  1. 環境を整える: これがどの月齢でも有効な方法です。子供が手に入れられる範囲に紙の類いがないように整理整頓しましょう。テーブルの上などでも届いてしまう場合があるので注意をしましょう。
  2. 注意を教える: 子供が理解できる年齢になったら、紙を食べることが危険であるということを教えましょう。
  3. 口に入れる習慣を変える: おもちゃや食物以外の物を口に入れる習慣を見つけたら、その行動を正すように努力します。例えば、食べられるものと食べられないものの違いを教えるなど少しずつ教えましょう。
  4. これらの対応法を実践しても紙を食べる行動が続く、または子供が紙を食べて体調を崩した場合は、医療機関に相談しましょう。紙を食べる行動が一時的なものであれば問題ありませんが、それが常習化すると健康に影響を及ぼす可能性があります。

子供が紙を食べる背景について理解する

子供が紙を食べる行動は、成長過程での一時的な行動である可能性が高いです。これは「口唇期」とも呼ばれ、物事を口に入れることで周囲の環境を学びます。しかし、もしもこの行動が続く場合や、子供が他の非食物物質を摂取する傾向がある場合は、異食症《Pica(ピカ)》という状態の可能性もあります。Picaは非食物物質を食べる衝動を指し、特にストレスや栄養不足が原因となることがあります。

まとめ

子供が紙を食べることについては、初めて目にすると驚き、心配になるかもしれません。しかし、冷静に対処し、子供の安全を第一に考えて行動することが大切です。そして、何よりも子供が心地よく成長していくためには、親の理解とサポートが必要です。子供の行動について不安を抱えている場合や、対応に困っている場合は、専門家に相談することを忘れずに。異食は紙だけではないので、よく食べたり噛んだりするものがあれば対応について検討してみると良いと思います。

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この記事を書いた人

看護師・保健師 胡桃 30代メンズナース
ゆら訪問看護ステーションにて所長をしています。

妻と子とのんびり暮らしています。
メインは看護・育児・お金などになりますがノンジャンルで発信していきます。

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