胡桃です!
新型コロナウイルスの感染拡大が止まりませんね。
すでに発見から1年以上経っておりますが、基本的な知識について振り返っていけたらと思います。
日々情報は更新されるためニュースなどには注意し最新の情報を得ていくことが重要かと思います。
もちろん、まだまだわかっていない部分も多いので情報に振り回されないようにすることも大事です。
新型コロナウイルスまん延防止等重点措置とは?緊急事態宣言との違いは?よく聞く内容ですが説明できる人は少ないのではないでしょうか?
現在私の県ではまん延防止等重点措置が出ておりますが、あまり感染拡大への効果には乏しいようです。
やはり自粛疲れなどもあり外出への抵抗がなくなってしまっているのかと思います。
日本では海外のように厳しいロックダウンなどはできないため、緊急事態宣言でもどこまで抑えることができるかは疑問であり、多くの人が緊急事態宣言にも慣れてしまっているのではないかと思います。
緊急事態宣言についても、まん延防止等重点措置についてもあまり詳しい内容を知っている人も少ないのではないかと思います。
まん延防止等重点措置とは
通称「まんぼう」と呼ばれるこの措置も法律に基づいて施行されております。新型インフルエンザ等対策特別措置法という法律であり、新型コロナウイルスに対してある法律ではなく元々の新型インフルエンザに対してある法律を汎用して使用しているためピンポイントに適した物ではありません。
まん延防止等重点措置は、地域の感染状況に応じて、期間・区域、業態を絞った措置を機動的に実施できる仕組みです。
1番の特徴がこの「地域ごと」という点になります。
緊急事態宣言が原則都道府県単位なのに対してまんぼうは市町村単位で講じることが可能です。そのためもともと大阪や東京などは仕事に区切られておりましたが、感染拡大に伴いまんぼうも県単位で実施せざるを得なくなってしまったため、緊急事態宣言への移行をしなければならなくなってしまったということです。
<引用 内閣官房公式HP>
こちらの表がわかりやすいかと思います。
感染状況をステージごとにわけ、ステージが上がると緊急事態宣言へ移行せざるをえないということです。
緊急事態宣言とまん延防止措置の違い
緊急事態宣言が出れば改善されるのか?というとほとんど効果は変わらないのが現状です。
範囲は県ごとに拡大されますが、表の講じうる措置のところを見ていただきたいですが、ほとんど内容は変わりません。
時短要請から休業要請へとより厳しくなっているように見えるものの実際は全てのお店に休業要請をすることはほとんど不可能であるため、結果的にはお願いベースのまんぼうでの時短要請と同じ現場となってしまいます。
過量の金額も上がりますが飲食店としては利益との天秤にかけていくことになるかと思います。
もちろん国としては国民に対して自粛を求め外出や移動を控えたり、イベント等の開催に制限を設けたり、テレワークを推進したりと求めてはいますがなかなか広まらないことが現場です。
現在の問題点
自粛に対しては補償がセットでなくては全く効果がありません。経済的に余裕があれば良いですが多くの人は生きるために働いているので、職がなくなれば生きることすらできなくなるためそれなのであれば経営がギリギリの飲食店は罰金過料を取るのではないでしょうか。
また、補償についても現在は飲食店にしか出ていないため随伴する卸店や生産者、旅行業などはギリギリの経営になってしまうことは容易に想像できます。つまり飲食店が仮に休業したとしてもその他の職には補償が出ていないため仕事を休業するわけにはいかないのです。
政府としては生活困窮者に対しては補償は出しているとの言い分ですが、生活困窮者とは無一文の人はもちろん、ギリギリ生活は回っているけれどいつまでもつかわからないという人も含まれるため今後も現状が続くようであればさらに生活に困窮する人が増え生活保護も検討せざるを得なくなってしまうと考えられます。
日本は不運にもオリンピックが重なってしまったためなんとかしてオリンピックの開催を目指していますが、果たしてオリンピックを開催することのメリットとデメリットどちらが大きいのでしょうか、、、。
新型コロナウイルスの変異株とは?今までのコロナと何が違うのか解説。感染したらどうする?
とうとう新型コロナウイルスも第4波突入と言われるほど再拡大を見せております。
感染者数が多く医療崩壊も生じてきているとのことで非常に心配ですね。
今回は新型コロナウイルスの解説をしていきます。変異型とは何か、今までのウイルスとは何が違うのかご紹介いたします。
そもそもコロナウイルスとは
昨年3月頃より出現した新型コロナウイルスですが、そもそも「新型」とつくようにコロナウイルス自体は以前よりずっと存在しているものでした。そして以前にも流行しているものなのです。2021年4月現在わかっているコロナウイルスは7種類あります。
風邪の原因でもあるコロナウイルスは通常のコロナウイルスが4種類あります。
その他SARSコロナウイルス、MERSコロナウイルス、そして現在の新型コロナウイルスです。
他の4種類とは何が違うのかということですが、感染すると非常に症状が重度になる可能性があり、以前に大規模なアウトブレイクが発生しているためです。SARSやMERSは言葉は聞いたことある人も多いのではないでしょうか。
イメージとして強いコロナと弱いコロナがあるということを覚えていただければ良いかと思います。
新型コロナウイルスの特徴
新型コロナウイルス(COVID-19もいう)の特徴は症状が見られる人だけではなく、無症状の人も感染源となりうる部分が怖いところであり、この新型コロナウイルスはSARSよりも感染力が強いと見られています。(正確なところはわかっていません)
今回の新型コロナウイルスは感染すると重度の呼吸器感染症を引き起こし死亡することもあることや拡大のスピードや範囲も広いことから強いコロナウイルスということになります。
このことからも新型コロナは「ただの風邪」ではすまないことがわかります。
流水や石鹸での手洗いや消毒用アルコールにより感染力を失わせることができるので手洗いや消毒が推奨されています。
感染経路
中国の武漢から広がった新型コロナウイルスですが、最初は動物から人へ感染したと言われています。そして人から人へと移りここまでの拡大へと至ってしまっております。あくまでもウイルスなので自分で広がることはできず生き物を介して広がることになります。
またウイルスは自分自身で増えることができず、粘膜などの細胞に付着し入り込み増えます。付着しているだけであればそのまま壊れてしまいますが、その感染力は24時間〜72時間程度とも言われています。
飛沫感染:感染者の飛沫(くしゃみ、つば、咳など)と一緒にウイルスが放出され、それを他者が吸い込むことで感染します
接触感染:ウイルスがついた手などで物や人に触れるとウイルスがつきます。それが体内に入ると感染します。
現在政府が推奨している3密(密集、密閉、密接)の回避や手洗い、消毒などはこの感染の機会を減らすために行われています。
症状と兆候
新型コロナウイルスの感染者は症状がない場合もあれば、重症化して死亡してしまうこともあります。
症状は人それぞれであり、風邪やインフルエンザなどと似たような症状が出ることが多いです。
・発熱 ・咳嗽 ・息切れまたは呼吸困難 ・悪寒または繰り返す悪寒戦慄
・疲労 ・筋肉痛 ・頭痛 ・咽頭痛 ・嗅覚または味覚障害の出現変異株ではこの特徴的な症状も出ないとの情報もあります。
・悪心 ・嘔吐 ・下痢 などです。
味覚や嗅覚に異常が出ることがある部分は通常の風邪とは異なりますが必ず出るわけでもないようです。
また、風邪やインフルエンザとも症状が似ていることから、鑑別が難しく検査してみないとわからないという部分が厄介な特徴です。そのため通常の風邪と思って様子を見ていたらコロナだったということが多くあります。
PCR検査って何?
PCR検査の正式名称は、Polymerase Chain Reaction; 核酸増幅法 といいます。
DNA断片を検査装置の中で選択的に増幅させ、ウイルスに感染しているかを調べる検査になります。簡単にいうとウイルスを増やして見つけるということです。血液、糞便、気道分泌物、体液などさまざまな検体を用いてPCR検査を行うことができます。新型コロナウイルスにおけるPCR検査の場合は下気道にウイルス量が多いことから、痰などを採取して検査しますが最近では唾液での検査も増えてきているようです。
正確性には諸説あり現在も検証中ですが現在は90%以上は正確と言われているようです。その代わり陰性がであることもあるため何度か検査する必要はあるようです。陰性と言われても症状がある場合は安静や感染を広げないように注意する必要があります。
抗原・抗体検査とは
抗原・抗体検査も検査の一種として話題に上がるようになってきました。
抗原検査とは検査したいウイルスの抗体を用いてウイルスが持つ特有のタンパク質(抗原)を検出する検査方法です。
PCR検査に比べ検出率は劣りますが短い時間で結果が出る、特別な検査機器を必要としないことから速やかに判断が必要な場合等に用いられることが多いです。
抗体検査とは過去にそのウイルスに感染していたかを調べる検査です。
ウイルスに感染すると形成されるタンパク質(抗体)が血液中に存在するかを調べます。
体内に抗体ができるまでには時間がかかり、現在そのウイルスに感染していないことの検査に用いることは難しいとされています。ウイルスに感染した場合だけでなく、ワクチンを打ったことによって抗体ができた場合にも陽性となります。
変異株って何?
変異とは、生物やウイルスの遺伝子情報が変化することです。ウイルスは流行していく中で少しずつ変異をおこしていきます。この変異したウイルスが変異株です。変異が起こると性質の変化が起こり、感染しやすくなったりする場合があります。
イメージとしては丸いウイルスが四角くなったり、とげが生えたりと変化することで特徴が変わるということです。世界で変化が違うためブラジル型やイギリス型などと呼ばれ方が違うわけです。
形が違うだけでコロナウイルスであることは変わりないので、個人の基本的な感染予防策は変異株であっても、3密(密集・密接・密閉)や特にリスクの高い5つの場面の回避、マスクの着用、手洗いなどがこれまでと同様に有効です。
しかし感染力が強くなることでより広がりやすく、より徹底した対応が必要となっているわけです。
ワクチン摂取について
現在ファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社などが、ワクチン開発を手掛けています。試験の結果、ワクチンを投与された人の方が、投与されていない人よりも、新型コロナウイルス感染症を発症した人が少なかったと発表されています。
日本では、ファイザー社のワクチンが、2021年2月14日に薬事承認され、同月17日から医療従事者向けの先行接種が開始されています。また、アストラゼネカ社から同年2月5日に、武田薬品工業からモデルナ社のワクチンについて3月5日に承認申請が行われ、現在、医薬品医療機器総合機構(PMDA)において承認審査が行われています。
国民の人数に匹敵する大量のワクチンは一度には生産できず、徐々に供給が行われることになるため、接種対象者に一定の接種順位を決めて接種する必要があります。重症化リスクの大きさ、医療提供体制の確保等を踏まえ、まずは医療従事者等への接種、次に高齢者、その次に高齢者以外で基礎疾患を有する方や高齢者施設等で従事されている方々、その後、それ以外の方々に対し、ワクチンの供給量等を踏まえ、順次接種をできるようにすることを検討中です。なお、接種を希望される方々は、無料で受けることができます。
9月末までには全国民が摂取できる分ワクチンを確保できるとのことで今後もニュースを注視していく必要がありそうです。
副作用についても一定数報告されており、アナフィラキシーや発熱、倦怠感、腫脹など症状が出現することがあるようであり現在研究が進められております。
必ず安全とは言い切れないようですが、全ての薬剤には副作用が一定数出現するためその頻度や数などの集計を今後も確認していく必要がありそうです。
感染したかなと思ったら
自治体によって対応は異なるためHPなどを確認する必要がありますがまずはかかりつけ医、医療機関に相談してください。
発熱などの症状がある場合、まずは、かかりつけ医か、お近くの医療機関に電話でご相談ください。(感染拡大防止のため、必ず事前に電話をしてください。)また、医療機関を受診する際は、必ずマスクを着用してください。
相談先がわからない場合はかかりつけ医をお持ちでない方や相談する先がわからない場合は、厚生労働省のHPに相談先が載っているためみてください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-kikokusyasessyokusya.html
相談の目安
・息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合。
・基礎疾患がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合。
・上記以外の方で発熱や咳など比較的軽い風邪症状が続く場合。とされています。
まとめ
今後も拡大と収束を繰り返していくと思われる新型コロナウイルスですが、少しでも広げないように私たちにできることをやっていく必要があります。まずは自分がうつらないように日々注意していく必要があります。
自粛はもちろん大変ですが、感染してしまうとより大変な生活となってしまい自分だけでなく他人の人生も変えてしまう可能性があるため、自分だけは大丈夫と思わずに過ごしていく必要があります。
後悔しないようにできることを続けていきましょう。
コメント