看護師になって感じたギャップ3選

胡桃です!

今回は看護師になって残念だったことをご紹介していきたいと思います。
理想と現実のギャップというのはどの職業でもあるかと思いますが、おそらく看護師という仕事はその中でもギャップが大きい仕事なのではないでしょうか。
白衣の天使なんていなかったということを実感した人は多いのではないかと思います。
仕方のないことではありますが、忙しいと心に余裕がなくなるのは人間誰しもあると思います。看護師だって人間ということを覚えておいて欲しいですね。

スポンサーリンク
目次

看護よりも業務に追われる

まず新人でもベテランでも同じように思っている人が多いのではないかと思いますが、看護を勉強してきたはずなのに看護ができないということも多いのではないかと思います。こんなことを言うと忙しくても看護はできると怒られそうなのですが(実際怒られます)実際は難しいのが現実です。
もちろん業務というのも看護の一部ではあるのですが、看護師でなくても良い仕事というのがとにかく多くあります。そして突然変わるスケジュールや臨時の検査、記録などとにかくやることが多いという環境が多くあります。
ゆっくりお話しして、足浴とかしながら、今後の方針について考えていくなんていうヒアはありません。爪を切る暇すらないことが多いので大変です。
4年間学校で勉強してきたことは何だったんだという思いを抱えながら業務を淡々とこなす看護師にギャップを感じている人も多いのではないかと思います。

治療拒否をする患者がいる

病院は病気を治す場所。これが普通の共通認識と思っていました。
しかし実際は治療をしたくないのに入院する人が多くいるのが現実です。病院は基本的にDrの許可がないと退院できません。なぜなら治っていないまま帰してしまうと訴えられてしまうことがあるからです。責任を取れる状態でないと帰ってもらうわけにはいかないんですよね。しかし救急車で運ばれた人などはそんな理屈は聞いてもらえないことがあります。
「よくなったから帰る」「入院は希望しない」「点滴はしたくない」「薬は飲まない」「お金がない」等々様々な理由で治療を拒否する人がいます。
治療したくないのであれば帰ってくださいと言いたいところですが、それでも治療をしてもらうために奔走しなければなりません。
その人の希望を叶えるためには退院も選択肢に入るとしても家族が入院を希望する人もいます。入院の契約をしてから入院しませんという人もいます。
もちろん看護師としての仕事は治療を受け入れてもらうように頑張ることが正解なのですが、なかなかモヤモヤする人もいるのではないでしょうか。

治療意思のない生活保護の患者さんなどはさらにやりきれない思いもあります。税金で治療しているのに治療意思もないとはつまりこちらがお金を払って頭を下げて治療したくない人の治療をするというのは医療費の無駄ではないでしょうかね。

ちなみにこの現象は病院だけでなく地域でも起こります。訪問希望のない利用者宅に訪問看護が入らなければいけないというのはなかなか大変です。市の依頼やケアマネの依頼という建前はあるものの本人が望んでいないのに介入すると何かしらのトラブルが起こります。

考え方の違う人が多い

基本的に医療者は患者さんのために働いている人が多いです。これはとても素晴らしいことなのですが、ゴールは決まっていてもそのアプローチは百人十色です。こだわりのある部分も人によって違うため方針でぶつかることもあります。看護師は基本的に引き継ぎ業務なので自分の気になるところがやっていないと非常に気持ちが悪いのです。また対応も人によって変わるということが多いので人のやり方と自分のやり方が違うとトラブルが起こります。話し合って解決をすれば良いのですが、それができないのが看護師という職業でもあります。我が強い人が多いです。

白衣の天使は少ない

看護師も人間です。忙しい時はイライラしますし、やりたくないことだってあります。誰にでも優しくできるわけではないですし、プライベートを引きずることだってあります。患者よりも具合の悪い看護師もいます。
みんな頑張ってより良い看護をしようと頑張っていますが、それができないこともあるということを少しでも多くの人に知っていただければと思います。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

看護師・保健師 胡桃 30代メンズナース
訪問看護師をしています。

妻と子とのんびり暮らしています。
メインは看護・育児・お金などになりますがノンジャンルで発信していきます。

コメント

コメントする

目次