こんにちは!胡桃です!
情報収集が苦手、情報のとり逃しが多くて怒られる。
という人も多いのではないでしょうか。短い時間でポイントを抑えていくことは新人看護師にとってとても難しいことです。
しかし事前の情報は多ければ多いほどその日のラウンドはスムーズに回ることができますし、自信にとっても安心感につながります。
今回はどんな情報を取ればいいかわからないという新人看護師むけに情報収集のポイントを共有させていただきます。
情報収集の流れ
情報収集では注意しなければいけないところは変化する項目と(ほとんど)変化しない項目があるということです。
変化する項目とは日々の記録に書いてある体調や検査、主訴、状態です。
変化しない項目とは年齢や疾患、既往歴、内服などです。
情報収集が得意な人は変化しない項目を頭に入れて変化する項目の経過を追っています。
この流れを頭に入れることで記憶の流れもスムーズになり、情報が取りやすくなります。もちろん全てを覚えることは難しいので、情報収集時にメモを取りながら行います。また、情報収集が得意な人は変化しない項目を一度メモしたら変化しないので2度は同じところを見ないようにして、変化する項目を中心に情報を集めています。また、変化する項目についても新しい情報を中心に古い情報から頭の中で経過を辿りながら情報を集めます。
①急性期か慢性期かを見極める。状態が変わっていない患者さんの情報収集に時間をかけすぎない。
②変化しない情報をもとに変化する情報を集めていく
③変化する情報は古い情報にこだわりすぎない
④やらなければいけないことは必ず色などを変えてメモする
⑤注意するポイントは自分にとって分かりやすくする
科によっても情報収集のやり方などは変えていく必要はありますが、自分にとって取り漏れの多い項目や取るのが苦手な項目などは振り返りを行い自分にあった情報収集の仕方を考えていく必要があります。
もちろんカルテに書いてあることも重要ですが、実際に会って得られる情報が最新になるため不必要に古い情報にこだわりすぎると永遠に情報収集は終わらなくなってしまいます。
自分にとって分かりやすく情報を収集する
初めのうちは1人や2人など受け持ちのことが多いため、自分が使用しやすい情報収集のフォーマットを作って持参するということが良いかと思います。
そうは言っても何をしたらいいかわからない!という人のために参考にフォーマットを作成してみましたので参考にしていただければと思います。
情報収集 例
このフォーマットのポイントは上は変化しないポイントを情報収集し、中段で実際にあって情報収集できる項目を集める、そして報告内容を整理しまとめていくことできる点です。
そして忘れてはいけないのがTo Doリストです。
自分がやらなければいけない項目をしっかりとわかるようにし、実施したら斜線を引くなどして終わっているのか終わっていないのかを確認できるようにしましょう。
リンクフリーなので必要でしたら活用し自分なりに改良してみてください。
自分で真似して作っても5分もかからないかと思います。
受け持ちが増えてきたら
受け持ち患者が増えてきたら上記のフォーマットだと何枚も持ち歩かなくてはいけなくなってしまい大変になってきます。
そうなってきたら今度は情報を絞っていく必要があります。
どこの情報を削っていくかですが、一番は変化しない項目を頭に入れるという部分だと思います。
そして1〜2ヶ月もすれば情報をとる項目もわかってきたり長くいる人の特徴なども自然とわかってくると思います。
知っている人のじょうほう収集を少なくしていくこと、もしくは実際に会って情報をとっていくことができるようになれば、やらなければいけないことや日々の変化だけを取れば良くなるので少しずつ時間の短縮ができます。
それでも1年目はなんで情報取ってないの?と怒られる日々と思いますのでできる限り多くの情報をとっておいた方が良いと思います。
頭に入れなければいけないこと
メモをみながら答えるということは悪いことではありません。質問されてもメモで確認することができ、現状を報告できるのであればなんにも問題ありません。
しかし頭に入れなければいけない項目も確かに存在します。なぜなら急変というものが存在するからです。
急変時にはメモを確認している時間はないため、その人の状況をある程度簡潔に説明できる必要があります。
もしも振り返りの時間があるのであれば、自分に対してでも人に対してでも良いのでどんな人(なぜ入院していて)、何が問題となっており、何をしていかなければいけないのかを言えるように練習してみてください。
まとめ
人間全てのことを覚えると言うことは不可能です。
そのためにメモを取りますしそれは悪いことではありません。
自分なりの情報収集の仕方を改良していき、1人用、4人用、8人用とフォーマットを改良してみてください。
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