国家試験の勉強はいつから始めるべきか?学生の過ごし方。

こんにちは!胡桃です!

そろそろ大学の入学式のシーズンとなりました。新しく看護学生になった方も多いのではないかと思います。また、実習が始まる3年生や4年生は不安を抱えているかもしれません。一般的に看護学生は5年一貫や3年生の専門学校、4年生の大学などに分かれているかと思います。ここでは学生の過ごし方やいつ国家試験の勉強をすればよいのかという悩みに答えて行こうかと思います。

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目次

学生の頃の流れについて

まず初めに看護学生の中で大きく流れを分けると、必修を学ぶ時期、実習を頑張る時期に大きく別れます。

必修について

必修とは卒業するのに必要な単位を取得することです。これは5年一貫でも専門でも大学でも変わらず英語や社会経済といった一般教養と呼ばれるものから、看護の基礎知識や技術を学ぶものなどを指します。もちろん実習も必修の単位には含まれるのですが、座学ではなく性質が異なる為ここでは実習以外の卒業に必要な授業ということで記載いたします。これらはつまり単位を取らなければ卒業や進級できない授業である為最低限授業を受けてテストに通る必要があります。看護以外の授業に関しては好きな授業を選択できる場合も多く興味のある分野を選択しつつ少し余裕を持って受けることがよいかと思います。大学などによって必修の単位数などが異なる場合があるのでよく調べてから受講してください。たくさん遊びたい、部活が忙しいなどの理由から最低限しか取らないという選択もありますが、体調を崩したりすることもあるかと思いますので余裕を持った受講をお勧めいたします。
また、看護の基礎的な授業に関してはカリキュラムにそった受講が必須となってくる為選択の余地は少なく単位も落とせないことが多い為出席とテストに関しては頑張りましょう。

実習について

実習に関して乗り切り方についてはまた別の記事で書けたら良いかと思いますが、実際に病院に行って実際の患者さんを受け持ち、情報収集やアセスメント、看護計画を立てるなどしてケアを行うことを言います。最終的にカンファレンスで意見を言ったり実際の看護師に指導を受けるなどして教員見守りのもと評価を受けることになります。多くの学生が苦労する部分がこの実習となり、勉強もしながら記録も書かなければいけない為寝れないことも多いと言われます。これがおよそ半年から1年続くというので途中でリタイアする学生や留年してしまうことも少なくないと言われています。コロナ下でリモートで実習をしたとの声も最近は聞かれますが、やること自体は前述した通り記録量が多い為現在の学生の方も苦労されているようです。

論文について

大学であれば統合実習として実習後に看護研究としてゼミに所属し論文を書かなければいけないなどもありますが、効率的に並行して勉強をできる人は良いですがなかなかいつ国家試験の勉強したら良いのかという悩みも多く持たれることが多いかと思います。

国家試験について

看護師国家試験は毎年およそ2月に行われ結果が出るのが3月末と就職ギリギリのことが多く、必修・一般問題・状況設定問題に別れ午前午後を通して5時間ほどかかる試験になります。落ちればもう1年勉強して次の年に受ける必要がある為看護学生にとっては絶対に落ちることができない試験と言えるでしょう。

いつ勉強すれば良いのか

それでは本題ですがいつから勉強を始めれば良いでしょうか。もちろん人によって必要な勉強時間というものは変わってきますが、それでも効率の良い時期というものはあります。
まず1年目や2年目の必修の時期ですがこちらはまだ看護とは何かということもあまりわからない為この時期に看護師国家試験の問題を見始めても難しいと感じて嫌になってしまうことがほとんどかと思います。早く始めたほうが良いと思う人はやっても良いですが正直なところイメージや流れがわからなければ効率はあまりよくないかと思います。その為必修の時期は必修を落とさないように授業の復習などを中心に行いつつ進級することをまずは考えていくことが良いかと思います。

次に実習の時期ですが、こちらも実習前には多量に課題が出る上実習中も実習を乗り切るための勉強や記録があるためおそらく勉強することは難しいと思います。しかし実習に行く前と言うのは一通り座学も終わり一通りの分野については学び終わっているため、この時点で国家試験とはどのようなものか、どのような問題が出るのか、自分には勉強する時間がどの程度あるのかなどを考える時期でもあると言えます。おそらく春休みがあれば少し本屋に行ったりして国家試験というものについて調べるということもしても良いのではないかと思います。

そして実習にある程度目安がついた時点が勉強を始める時期と言えます。1部例外として、最終年次の国家試験ギリギリまで実習が組まれているという人についてはやはり実習をしながら休みなどを活用して勉強しなければいけません。しかし多くの学生は実習後から国試まで時間がある人が多いため実習直後をお勧めいたします。助産の実習があったり保健師の地域の実習があり勉強できないという場合は大変ですが。
実習が終わってからなんて当たり前と思われるかもしれませんが、実習が終わってから時間のある人は実習の反動で遊びがちです。もちろん遊ぶことも重要ですが、各領域実習が終わったこのタイミングこそが一番知識のある状態であるため、ここで国家試験の流れを知り、状況設定問題などにどの程度対応できる知識があるのかを見極める最良の時期かと思います。ここである程度問題も解けるということであればそのままスムーズに勉強に入れますし、全然解けないということであれば遊んでいる暇がないと実感することができます。

必修問題については過去問や必修問題専用の問題集もあるため直前の詰め込みでもなんとかなる場合が多いです。ただし必修は落とすと確実に試験に落ちてしまうためコンスタントに知識を入れていくことが望ましいですが。一般問題は常識的範囲で答えられる問題は除き各領域ごとの知識を問われるため勉強をしなおすということは非常に効率が悪いのです。

何時間勉強すれば良いのか

決まった目安はありませんが模擬試験でやはり合格ラインに入る程度の勉強量が必要となってくることは間違いありません。直前からの勉強で受かる人もいますが、あまり筆記試験が得意ではない人は半年から1年程度は必要かと思います。

どのように勉強したら良いのか

受験勉強と同じく多くの参考書に手を出すことはお勧めできません、QB+レビューブックなどが一般的かと思いますが、何周もすることを前提に繰り返し解いていただき各問題から知識を広げていくことが良いかと思います。必ず似たような問題が出てきます。多くの問題に手を出しても結局は同じ問題が出るわけではないので基礎力を高め、応用していけるほうが良いかと思います。

当たり前と思った方が参考にならずに申し訳ありません。
遊べるうちは全力で遊んでいただいて短期集中することが良いのかと思います。
楽しい学生生活となることを祈っています。

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この記事を書いた人

看護師・保健師 胡桃 30代メンズナース
訪問看護師をしています。

妻と子とのんびり暮らしています。
メインは看護・育児・お金などになりますがノンジャンルで発信していきます。

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